消化器外科では、専門の認定を受けた医師（日本内視鏡外科学会の技術認定医：6名在籍）が中心となり、手術による患者さんの身体への影響を最小限にとどめるため、低侵襲（傷が小さい）の手術である腹腔鏡を用いた手術（腹腔鏡手術）を積極的に実施してきましたが、この度、患者さんの負担がより軽減されると期待されているロボット支援下手術（ロボット手術）を開始しました。

当院では、2022年6月に国産の手術支援ロボット「hinotori」を導入し、泌尿器科の手術で実績を重ねていますが、消化器外科においても、半年以上の準備やトレーニングを行ったのち、2023年11月に1例目のロボット手術（直腸がんに対するロボット支援腹腔鏡下直腸切除術）を実施しました。その後、2024年1月に食道がんに対するロボット手術も開始し、2月末までに直腸がん 4例、食道がん 3例の手術を実施しています。
今後は、更に手術件数を増やしていくとともに、肝切除や膵切除も実施できるよう、準備・トレーニングを進めていきます。