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放射線治療科

放射線治療について

 放射線治療は手術・化学療法と共に悪性疾患治療の柱の一つです。
悪性疾患や良性疾患の一部(脳内良性腫瘍や動静脈奇形・ケロイド予防等)が対象疾患になります。 また根治的照射だけでなく、手術との併用による術前・術後照射やがんによる疼痛・麻痺を緩和する目的でも治療を行っております。
 放射線治療を支える治療計画装置や照射装置の進歩により、近年では障害が少なく(定位照射・強度変調放射線治療など)、精度の高い治療(画像誘導放射線治療)が可能になってきています。このような理由でがん治療に放射線治療が選ばれる機会が増えています。
 治療期間が長いことも多いです(少ない回数で広い範囲の照射を行うと合併症が多いのです)が、毎回の治療時間は短く身体に対する負担も少ないので、通院さえ可能であれば入院せずに仕事をしながら通院治療が可能です。

診療内容 / 診療体制

 平塚市民病院放射線治療科では平成29年1月に放射線治療照射装置及び関連機器の更新が行われました。これにあわせて放射線治療部門は新棟へ移転して診察・治療を行っております。
 照射装置の更新により、通常の体外照射も画像誘導による精度の高いもの(照射位置の精度が格段に飛躍しています)になりました。
 また脳・肺・肝臓領域の腫瘍に対しては定位照射(ピンポイントな局所への照射)も新たに導入されています。数が少なく比較的小さい(5cm未満)病変であれば短い治療期間(1回から5回)での照射が可能です。
 さらに前立腺領域や頭頚部領域を中心としてIMRT(強度変調放射線治療)による治療症例数も徐々に増加しています。IMRTとは、障害が起きやすい臓器が腫瘍に隣接していてもこの臓器への被曝を極力避けて治療ができる照射法です。前立腺癌のIMRT治療では、直腸被曝線量が抑えられるため、前立腺への照射線量の増加を見込め、制御率のさらなる改善が期待されますし、頭頚部がんでは放射線治療の大きな欠点であった治療後の唾液分泌障害の軽減が期待されます。
 治療機器だけでなく治療スタッフの充実も図られており、品質管理士を含む専属技師や常勤医師(医師2人)、専従看護師による診療も確立されています。そしてスタッフ一同、より良い地域がん診療へ貢献したいと思っておりますので不明な点などありましたらお気軽に相談して頂ければと思います。

2019年度治療実績

延べ257症例

乳癌69肺癌21食道癌17
前立腺癌31婦人科癌13消化器癌19
悪性リンパ腫1頭頚部癌5緩和73
その他8    

定位照射症例数 30症例(肺17症例・脳9症例・肝3症例・他1症例)
IMRT症例数 40症例(前立腺30症例・頚部4症例・胸部2症例・脳1症例・骨盤3症例)

放射線治療機器

治療用X線CTSIEMENS社製 SOMATOM Definition AS Open – RT Pro edition
(ボア径800mmの大開口径ガントリ)
照射装置Varian社製 True Beam STx
VisionRT社製光学的患者ポジショニングシステム
照射装置 Varian True Beam STx
照射装置 Varian True Beam STx
照射装置 Varian True Beam STx
照射装置 Varian True Beam STx
光学的患者ポジショニングシステム
光学的患者ポジショニングシステム
Siemens社製治療計画用CT
Siemens社製治療計画用CT
脳腫瘍定位照射治療計画
脳腫瘍定位照射治療計画
前立腺癌IMRT治療計画
前立腺癌IMRT治療計画

スタッフ

部長

今宮 聡

卒業年
S63年卒
資格
日本放射線腫瘍学会および日本医学放射線学会共同認定放射線治療専門医
日本医学放射線学会認定研修指導者
日本専門医機構認定放射線科専門医
専門分野
放射線治療

医長

早田 格

卒業年
H18年卒
資格
日本放射線腫瘍学会および日本医学放射線学会共同認定放射線治療専門医
日本医学放射線学会認定研修指導者
医学博士
専門分野
放射線治療

臨時医師

玉井 好史

卒業年
S57年卒
資格
日本放射線腫瘍学会および日本医学放射線学会共同認定放射線治療専門医
日本医学放射線学会認定研修指導者
専門分野
放射線治療