診療科のご案内
総合診療科
近年、多彩な疾病を抱える高齢患者のプライマリ・ケア(初期診療)を担当する診療科として総合診療科が注目されています。近い将来、総合診療医の専門医制度も始まり、その専門医を教育する診療科が、いくつかの医科大学では開設されています。
広く地域の患者さんのプライマリ・ケアを担う開業医の先生方は、すでに総合診療医を実践されているわけですが、一般病院でも、高度医療の進歩に伴い診療科の細分化が進む一方で、外来患者さんの入り口として、病気の人を包括的に診療する総合診療科の設置を求める声がありました。当院は、地域の医療機関と連携し、主に高度医療を担う地域医療支援病院ですが、同時に市民に開かれた公立病院として、「直接受診する患者に対しても掛かりやすい病院であるべきである」という立場から、受診すべき診療科が明確でない、多彩な症状を抱えている患者さんの初診を担当して包括的な診療を行う、総合診療科の外来を開設いたしました。
診療は週1回、内科外来にて行い、原則として、他の医療機関からの診療情報提供書(紹介状)を持参されていない初診の患者さんで、かつ症状が多彩でどの診療科にかかれば良いか分からない患者さんを対象とします。総合診療科医師が診察して適切な診療科を選択し、その後の診療はその診療科で行うか、あるいは地域の診療所を紹介してそちらで診療を継続して頂くなどの判断をします。総合診療科の入院病床はありませんので、入院が必要な場合は適切な診療科に依頼した上での入院となります。また、総合診療科宛の診療情報提供書は受け付けておりません。
なお、当院は地域医療支援病院といって、地域の医療機関と連携して高度医療を行う病院です。そのため、初診時には原則として診療所や他の病院からの診療情報提供書を持参して頂くようにお願いいたします。国の政策として、軽症や症状の安定した患者さんの外来診療は診療所で行い、病院は大きな検査や入院など高度医療に力を注ぐように決められていますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。
スタッフ
副病院長兼消化器内科部長
厚川 和裕
- 卒業年
- S62年卒
- 資格
- 日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本消化器病学会 専門医・指導医・関東支部評議員
日本肝臓学会 肝臓専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
日本消化管学会 胃腸科専門医・指導医
がん治療認定医
神奈川県消化器病医学会 評議員
慶應義塾大学医学部客員講師
臨床研修指導医 - 専門分野
- 消化器内科全般
医長兼総合診療科医長
増井 健太朗
- 卒業年
- H23年卒
- 資格
- 日本内科学会認定医・総合内科専門医
日本病院総合診療医学会認定医 - 専門分野
- 内科全般
