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放射線治療科

治療方法

乳がんに対する治療


深吸気息止め照射(DIBH:Deep Inspiration Breath Hold)

左側の乳がんで乳房温存手術を受けた方が適応となります。通常の放射線治療は、自由に呼吸をしていただいて照射を行います。深吸気息止め照射の場合は、息を吸って止めた状態で放射線を照射します。
息を吸って止めることで、肺の空気量を増やし心臓を照射野から外すことができます。結果として、放射線治療後、時間がたってから出現する心筋梗塞などの心臓の有害事象を減らすことができます。

光学的患者ポジショニングシステムのページへ

光学的患者ポジショニングシステムを使うことで、高精度での照射が可能となります。
短期照射(寡分割照射)

乳がん術後放射線治療の線量は1回2Gy(グレイ)を25~30回、合計50~60Gy照射する方法が一般的でした。(通常分割照射)
近年、治療期間短縮のため、1回線量を増やし、照射の回数を減らす短期照射(寡分割照射)という治療方法が広まってきました。通院回数を減らすことができる治療方法で、治療効果は従来の治療方法と比べて同等であり、副作用も同等もしくは軽度と言われており、乳癌診療ガイドラインにも記載されています。
当院では既に短期照射を行っています。乳房温存療法を受けた方のほとんどの方に適応があります。適応の無い方でも通院が難しい方などは、状況によって短期照射を行うこともありますのでご相談ください。
当院で短期照射を行う場合は、従来の方法で25回の方は16回、30回の方は20回に減らすことができます。

前立腺がんに対する治療


限局性前立腺癌に対するVMAT(回転強度変調放射線治療)治療

当院では、治療装置が回転しながらIMRT(強度変調放射線治療)を行うVMAT(回転強度変調放射線治療)を行っています。
この方法で治療を行うことで、前立腺にはしっかり線量を投与しつつも、周囲にある正常臓器(膀胱や直腸)への線量を減らすことができます。

治療装置が治療台の周りを360度回転しながら照射します
リンパ節転移のある前立腺がんに対する放射線治療

リンパ節転移の伴う前立腺がんに対する治療方法は、基本的に内分泌療法(ホルモン治療)になります。しかし、最近の研究では、内分泌療法に放射線治療を加えることで、さらに予後が改善するという報告が出てきています。
当院では、リンパ転移のある前立腺がんの方にも放射線治療を行っています。ただし、全ての患者さんではなく、適応のある方は限られていますので、治療をご希望される方は、まずは泌尿器科の主治医の先生とご相談ください。

写真左:まずは予防的に前立腺と骨盤のリンパ節領域へ照射します。
写真右:その後照射範囲を狭めて前立腺と転移リンパ節へ照射します。

肺がんに対する治療


肺がんに対する定位放射線治療(ピンポイント照射)

肺癌診療ガイドラインでは、Ⅰ-Ⅱ期の非小細胞肺癌に対して、手術ができない場合や希望しない場合は、根治的な放射線治療が推奨されています。その場合の照射方法は、定位放射線治療などの高精度放射線照射技術を用いて線量を増やすことが推奨されています。
当院では可能な限り、定位放射線治療(ピンポイント照射)を行っています。もし定位放射線治療(ピンポイント照射)が難しい場合でも、一回の線量を増やす寡分割照射を行い、治療効果を高めるように努めています。

転移性骨腫瘍(骨転移)に対する治療


転移性骨腫瘍(骨転移)に対する定位放射線治療(ピンポイント照射)

2020年から「直径5cm以下の転移性脊椎腫瘍」や「5個以内のオリゴ転移」に対して、定位放射線治療(ピンポイント照射)が保険適用となりました。
当院では、2021年から転移性脊椎腫瘍に対するVMATを用いた定位放射線治療を開始しています。
この治療は、従来の痛みなどの症状を改善する目的の緩和照射と異なり、ピンポイントでたくさんの線量を照射することで、腫瘍を制御することを目標とした治療となります。治療の適応・照射の回数・副作用などにつきましては、外来受診時にご相談ください。

VMATを行うことで、脊髄の線量を低減しながら、病巣へは高線量を投与することができます

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