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高度・急性期医療

手術支援ロボット「hinotori」

当院では、2022年6月に国産初の手術支援ロボット「hinotori」(ヒノトリ)を神奈川県内の医療機関で初めて導入しました。

ロボットによる手術(ロボット支援下手術)は、ロボットが自動で手術を行うわけではなく、患者さんの体(腹部)に開けた小さな穴から内視鏡カメラとロボットのアームの先端部を体内に入れ、術者は離れたコックピットから術野の3D画像を見ながら、アームや先端部の器具を遠隔操作して行う手術です。

ロボット支援下手術は、低侵襲(患者さんの身体への負担が少ない)で高精度な手術を行うことが可能であり、適応する手術は順次拡大されています。
現在、当院では、泌尿器科領域(前立腺がん、骨盤臓器脱)、消化器外科領域(直腸がん、食道がん)において、ロボット支援下手術を実施しており、腎がん、腎盂・尿管がん、肝臓、膵臓の手術についても開始に向けた準備を進めています。
手術の実施に当たっては、医師だけでなく、看護師、臨床工学技士など様々な職種が協力し、安全で質の高い手術を提供できるように取り組んでいます。

手術支援ロボット「hinotori」

新着情報

2023年11月1日ロボット支援下による「胸腔鏡下食道悪性腫瘍手術」の保険診療を開始しました
2023年11月1日ロボット支援下による「腹腔鏡下直腸切除・切断術」の保険診療を開始しました
2023年9月1日ロボット支援下による「腹腔鏡下仙骨膣固定術」の保険診療を開始しました
2023年4月1日ロボット支援下による「腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術」の保険診療を開始しました
2022年6月26日手術支援ロボット「hinotori」を導入しました

手術支援ロボット「hinotori」とは

hinotori

「hinotori」は、2020年(令和2年)に国産初の手術支援ロボットとして完成しました。医師が患者から離れたコクピットからフルハイビジョン3Dシステムの高精細画像を見ながら、手の動きを再現する4本のアームを遠隔操作して手術を行います。


↑ hinotori導入から現在までの記録

↑ 医師の操作とアームの動き(音声はありません)

「hinotori」による手術の特徴

侵襲が少ない

最大の特徴は、侵襲(患者さんの身体に生じる負担)が少ないことです。従前の開腹手術よりも傷が小さいため、出血量が少なく、術後の回復が早いといわれており、機能温存(治療効果を下げない範囲で病巣部の切除範囲を制限し、臓器や組織を温存すること)や、合併症リスクの回避も期待できます。

高精度の手術が可能

病巣部が患者さんの体の奥底であっても、内視鏡カメラを挿入して、拡大された鮮明な3D画像で見ることができます。
8つの軸(関節)で構成されているロボットのアームは滑らかに動き、体内ではアームの先端部が人間の手首のような動きをするため、人間の手では届きにくい場所でも、よりスムーズかつ安全な手術が可能となります。また、手振れ防止機能が備わっており、精細な手術操作が可能で、従来の手術よりも高い精度の手術が可能となっています。


治療実績

術式(ロボット支援下)2022年度2023年度合計
泌尿器科前立腺全摘除術112738
仙骨膣固定術14445
腎摘除術11
消化器外科直腸切除術44
食道悪性腫瘍手術33


高度・急性期医療[国産手術支援ロボットhinotori導入]