呼吸器外科科は、肺の腫瘍、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍または膿胸や気胸などの外科的治療を主に行っています。特に肺癌については呼吸器内科、放射線治療部と連携し、神奈川県がん診療連携指定病院として診療しています。また、胸部CT検査で見つかった肺、気管支、胸壁や縦隔の異常陰影に対して外科的な検査などを行っています。
肺癌は日本人がん死亡者数第1位のがんです。高齢化もあり、80歳以上の高齢者肺癌の手術例も増加しています。高齢の患者さんには併存疾患(肺癌以外の他の病気。肺気腫、間質性肺炎、糖尿病、腎不全、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など)を抱えていることが多く、手術において問題になることが少なからずあります。当院では内科、呼吸器内科、循環器内科、神経内科などと連携を行い、総合的に患者さんの術前評価・併存疾患の管理を行い安全に手術ができるよう努めています。