Q&A QA

症状に関するご質問

Q.他院の紹介状がないのですが受診はできますか?

A.息切れは心疾患、呼吸器疾患などから起こります。もちろん、年齢的なものもあるでしょうが、以前に比べて急に息切れがするようになった、息切れがひどく同世代の人に比べて同じ速さで歩けない、等は病気である可能性があります。当センターを受診され精査されることをお勧めします。

Q.検診にて不整脈といわれたのですが、不整脈って何ですか?

A.一口に不整脈といっても様々な不整脈があります。心房細動、心房粗動、上室性期外収縮、心室性期外収縮、上室性頻拍、WPW症候群、心室頻拍、、、まだまだあります。治療法はその種類、原因などによって千差万別です。ご自身の判断は時に危険となりえます。外来での検査、心エコー・ホルター心電図・冠動脈CTなどで、重症度評価が可能です。経過観察になる場合、薬の治療が必要な場合があります。また、カテーテル・アブレーションの適応であれば入院の上、ぜひ積極的治療をされてください。動脈硬化性の虚血性心疾患と異なり、不整脈は完治すれば薬は不要となります。

Q.100Mほど歩くと足が痛くなるのですが?

A.足の痛み、痺れは、血流か神経障害のどちらかであることがほとんどです。 一般に腰椎変形症、椎間板ヘルニアなどによる神経圧排の症状は安静時にも起こります。 一方、腸骨動脈、大腿動脈の狭窄・閉塞による血流不足の症状は、ある程度の歩行後に生じます。お心当たりの方は外来にて脈波検査をお受けください。血圧計を4つ、左右の手と足に巻く簡単な検査で、足への血流が正常かどうかわかります。

センターに関するご質問

Q.紹介状は必要ですか?

A.紹介状はなくても受診可能です。しかし、かかりつけの先生がいらっしゃる方は可能であれば紹介状をお持ちください。よりスムーズに検査・治療が可能となります。

Q.センターって何ですか?特色はどんなところ?

A.心臓大動脈センターは、文字通り、心臓、血管に対する専門的かつ高度な検査・治療を行うところです。スタッフは心臓病に精通したプロの集まりです。循環器科、心臓血管外科の隔てなく、1人の患者さんを双方の観点から診させていただきます。看護師、臨床検査技師、臨床工学技師(ME)たちも、新しい心臓大動脈センター設立に当たり、各方面から集まって来ました。患者様が快適に医療を受けられるよう気を配りつつ、最高の医療を提供します。

Q.検査・治療入院後の外来はどうなるのですか?

A.病気の種類、完治の具合によって異なります。当センターの外来に通っていただくこともありますが、紹介してくださった先生がいる場合にはその先生の所に通院していただくこともあります。詳細はホームページ、退院後の生活をごらん下さい。

その他のご質問

Q.セカンドオピニオンは可能ですか?

A.可能です。当センターでは、他院にて検査・治療の結果、治療方針についてお悩みの患者さんのためにセカンドオピニオン外来を開いています。通常の外来受診とは予約時間、診察料等が異なりますので、まずはお電話にてお問い合わせください。

Q.父親が心臓病といわれました。相談にのってもらえますか?

A.可能であれば紹介状、資料を持ってお父様と一緒にご受診ください。もちろんお父様が来られない場合でも受診可能です。状況に応じて通常の診療、あるいはセカンドオピニオン外来となります。

Q.カテーテルってなんですか?

A.カテーテルとは本来は直径1.5-2.5mmほどの“管(くだ)あるいは電線(でんせん)”のことです。心臓の検査・治療に使われることから検査・治療自体を “カテーテル”、“カテ”と呼ぶことがありますが、正確には“カテーテル検査・治療”と呼ぶべきでしょう。心臓各部屋の血圧測定をしたり、心臓が1分間に運ぶ血流量(心拍出量)を測ったり、カテーテルの先から造影剤を流し冠動脈の狭窄を見たり、心臓の動きを見ます。カテーテルの先に血管を広げるステントが乗っていて血管内に留置することもあります。また、電線タイプのカテーテルを用いて心臓の電位を測定したり、病的不整脈を引き起こす余計な電気刺激の通り道に電気を流すことで、不整脈の治療も行います。