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平塚市民病院の「がん診療」

ごあいさつ

がん診療戦略室長の写真
平塚市民病院
「がん診療戦略室」
室長 米山公康

 当院は、神奈川県湘南西部地域2次医療圏に位置し、2014年7月18日に神奈川県知事より神奈川県がん診療連携指定病院として指定を受けました。当院では地域の医療機関と協力しながら、平塚市をはじめとする湘南西部地域を中心に、多くの患者さんのがん診療に携わっており、多くのがん腫に対して、最新の外科治療、薬物療法、放射線療法、緩和療法、支持療法を提供しています。一方、がん診療の進歩は著しく、毎年新しい治療法が発表され、国や県が定めるがん診療体系もしばしば更新されます。しかし、患者さんの為には、常に新しい情報に基づき、がん診療体制を最新の治療法に対応出来るように準備しておくことが必要であります。
 当院のがん診療体制を向上させることを目的に、がん診療戦略室を2017年4月に設置しました。現在、院内のがん診療体制維持・強化、キャンサーボード企画、その他近隣施設との情報交換など、協力体制の構築を進めています。

がん治療の3本柱とは?

 主に①手術療法、②放射線療法、③化学療法(抗がん剤)の3つを基本としています。最近では、さらに追加して「免疫療法」と「がんゲノム治療」も注目されています。
(各療法名をクリックすると国立がん研究センターがん情報サービスのページが別ウインドウで開きます)

1.手術療法: 
  手術で、がんや、がんのある臓器を切り取ります。
2.放射線療法
  患部に放射線をあてることにより、がんを縮小・治癒に導く治療法です。
3.薬物療法(化学療法・抗がん剤など)
  薬物療法はがんを治したり、あるいは、がんの進行を抑えたり、症状をやわらげたりする治療です。
4.免疫療法
  免疫の力を利用してがんを攻撃する治療法です。
5.がんゲノム治療
  主にがんの組織を用いて、一人一人の体質や病状に合わせて治療などを行う医療です。

がん診療連携指定病院としての役割について

 「神奈川県がん診療連携指定病院」とは、専門的ながん医療の提供を行うとともに、がん診療の連携体制の整備、がん患者に対する相談支援、情報提供等を行う病院で、国の指定する「地域がん診療連携拠点病院」に準ずる病院として、神奈川県が指定するものです。神奈川県がん診療連携指定病院の役割は主に次の3つの特色があります。


1.専門的ながん医療や緩和ケアの提供

集学的治療体制と標準的治療の提供
 肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がんなど、我が国に多いがんに対して、手術、放射線治療、化学療法、緩和ケアを組み合わせた集学的治療を行い、ガイドラインに準じた標準的治療を患者さんの状態に合わせながら進めていきます。

専門的な知識や技能を有する医療従事者を配置
 放射線療法、化学療法、緩和ケアチーム、精神領域、病理診断などに関わる医師をはじめとした、薬剤師、看護師、診療放射線技師、臨床検査技師の適切な配置が求められています。

がん薬物療法の提供
 薬物療法には、「化学療法」、「内分泌療法(ホルモン療法)」、「分子標的療法」などの種類があります。化学療法の治療内容について委員会を設置して組織的に管理していきます。「当院の外来化学療法」はこちら

緩和ケアの提供
 緩和ケアとは、痛みやその他の身体的・心理社会的・スピリチュアルな問題を早期に見出し的確に評価を行い対応することで、苦痛を予防し和らげることを通して、生命を脅かす病に関連する問題に直面している患者とその家族のクオリティ・オブ・ライフ(QOL:生活の質)を向上させるアプローチです。緩和ケアチームを設置して、患者さんの状態に応じた適切なケアの提供、情報提供、退院後の指導、相談窓口の設置により、ケアについて患者さんと共に考えていきます。「当院の緩和ケア」はこちら

施設としての要件
 年間入院がん患者数が、概ね年間1,200人以上であることや、放射線治療機器を持ち、外来化学療法室、集中治療室があること、また、がん患者や家族が心の悩みを語り合うための場を設けることが望ましいとされています。
 放射線治療は、手術、薬物療法(抗がん剤治療)と並ぶがんの3大治療法の1つです。単独で行われることもありますが、薬物療法や手術と併用されることもあります。手術と同様、患部の局所に対する治療ですが、手術のように臓器を取り除いたりせずに治療をします。「当院の放射線治療」はこちら


2.地域のがん診療を担う医療機関との連携

病病連携・病診連携の協力体制 
 地域の医療機関とがん患者さんの受入れ・紹介をはじめ、集学的治療方法に関する相談など協力体制を整備しています。また、地域連携クリティカルパス(診療計画)を作成して、必要に応じて地域の医療機関と共同の診療計画を立てていきます。

セカンドオピニオン提示が出来る体制 
 患者さんからのセカンドオピニオン※の依頼に応じる体制を整えています。「当院のセカンドオピニオン」はこちら
(※セカンドオピニオンとは、診断や治療方法について、主治医以外の第三者の医師が提示する意見のこと)


3.がん患者に対する相談支援や情報提供

情報の収集・提供体制について 
 がん医療に関する相談支援を行う部門を設置し、がんに関する相談支援を受けられることを提示したり広報することが求められています。「当院のがん相談」はこちら

研修の実施体制 
 がん医療に携わる医師を対象とした緩和ケアに関する研修会を毎年定期的に実施することや、湘南西部医療圏のがん医療に携わる医師等を対象とした放射線療法・化学療法の推進や緩和ケアに関する研修も行うこととされています。


(参考:神奈川県がん診療連携指定病院指定要綱、および「がん診療連携拠点病院の整備に関する指針」(平成20年3月1日健発第0301001号厚生労働省健康局長通知の別添Ⅱ)で規定する「地域がん診療連携拠点病院の指定要件について」)

当院のがん治療の取り組み

OODAサイクルの実践

 

Observe(観察し)、Orient(方向を決め)、Decide(決断し)、Act(行動する)

 自施設の診療機能や診療実績、地域連携に関する実績や活動状況の他、がん患者の療養生活の質について把 握・評価し、課題認識を院内の関係者で共有した上で、組織的な改善策を講じる体制を整備します。

OODAサイクル図

 

その他がん情報のリンク集

 

リンク先をクリックすると、各ページが別ウインドウで開きます。

神奈川県がん診療連携協議会
 「県立がんセンター」が事務局となり、神奈川県のがん医療提供体制の充実に取り組んでいます。

がん治療と妊娠~地域医療連携~
 がん・生殖医療ネットワーク体制構築を実現するための研究を進めている、日本がん・生殖医療学会のページです。

神奈川県のがん(J-CIP神奈川) 
 日本がん登録協議会(JACR)は全国がん患者団体連合会(全がん連)と連携し、地域のがん情報をわかりやすく発信するプロジェクトを始めました。